依頼者
依頼者:公務員・男性(62歳)
依頼者の立場:相続を背景とした非上場株式(少数株)譲渡
相談内容
依頼者は、相続を背景に非上場同族会社の少数派株主となりました。少数派株主であり、経営に関わっていないため、株式を保有していても経済的なメリットがなく、かえって相続税のリスクや売却の難しさといった悩みを抱えておられました。
突然、支配株主側から買い入れの申入れがありましたが、提示された売却額は、素人目にも過小なものでした。
弁護士の対応と結果
この案件では、単に法的な主張を行うだけでなく、交渉のタイミングと戦略が成功の鍵を握ると判断しました。
1.法務・税務の両面からの適正評価
会社法と税法の知見を活かし、少数派株主の立場から最大限に有利な株価を精緻に算定
2.交渉戦略とタイミングの設計
支配株主側の力学や心理を見極め、交渉の「最適な瞬間」と「切り札」を逃さず提案
3.粘り強い交渉による譲歩の引き出し
緻密な戦略に基づく交渉で、相手が受け入れざるを得ない「着地点」を創出
4.税理士との連携による総合解決
実力派税理士と協働し、評価論点の裏付けと節税対策を同時に実現
会社に買い取ってもらう(自己株式取得とする)と総合課税となり最大約55%の税金がかかりますが、ほかの株主に買わせると、分離課税となり約20%で済みます。そのため、個人の株主に買わせることで、税金を低減することができました。
結果:当初提示額の7倍での売却に成功
依頼者は短期間で長年のわだかまりと懸念を一気に解消し、納得のいく形で資産整理を完了しました。
お客様からの声
以下は、実際にご依頼いただいた方から寄せられた手紙の全文です。
弁護士に相談するまでの葛藤、そして結果への満足が率直に語られています。
祖父と祖母の遺産の相続に関して、早くに父を無くした私に対して、父の兄弟が遺産を孫である私に渡す気がなく、話し合いを持ったのですが、遺産分割に関して父の兄弟とその税理士の方で話しが進められたことが過去にありました。
そのことで、心にずっとしこりがあり、相続に関して弁護士の先生にその時に相談しなかったことに対して、ずっと後悔しておりました。
その時は、どの方に相談すれば良いのかも全く分かりませんでした。結局、遺産相続は終わったのですが、全体に対して貰えたものはわずかでした。
今回は、祖父と祖母の遺産相続の際に、親族経営の会社の株をもらっていたのですが、その株を父の兄弟と私の従兄弟が買い取りたいとのことでした。そこで、以前の遺産相続の件が納得できていなかったので、ネットで前田先生のことを知り、相談することにしました。
前田先生の知り合いの税理士の方も紹介いただき、株の価値を的確に判断していただけました。結果的に当初の提示額は過小であり、前田先生に仲介していただき、思っていた以上の額で株を売却することができました。
これまで誰にも言えず、相談にものっていただけなかったのですが、前田先生にお話を聞いていただき、納得できる成果をいただき、本当に感謝しかありません。前田先生ありがとうございました。
担当した弁護士からのコメント
非上場同族会社の少数株主問題は、「感情」と「実利」が複雑に絡み合い、机上の法律論だけでは解決できません。当事務所は、少数精鋭ならではの機動力と、35年を超える豊富な経験に基づいた「調整力」と「戦略力」で、依頼者に納得のいく結果(納得解)をもたらします。
1.戦略とタイミングの見極め力
法務・税務の理論に加え、相手の心理と交渉機を読む「戦略眼」で結果を引き出します。
2.外部専門家との実務連携
実力派の税理士らと個別に連携し、実行可能な解決策を設計します。
3.豊富な経験と中小企業の実態理解
35年超・30社以上の顧問直轄の経験・実績をもとに、企業とオーナー家の現実に即した提案を実施。
4.家族・経営に寄り添う調整力
「感情」と「実利」のバランスをとり、納得する合意形成へ導きます。
改変元事例: https://komon-center.com/archives/2922/