事業承継では、「誰に継がせるか」が注目されがちですが、実際には、
- 後継者がいない
- 事業の継続が難しい
- 親族に負担を残したくない
などの理由から、家業を整理・廃業する判断が必要になることも少なくありません。
特に、
- 不動産
- 非上場株式
- 借入や保証
- 長年の取引関係
がある場合には、単なる廃業手続ではなく、
事業・資産・家族関係をどのように整理し、どこで収束させるかが重要になります。
本ページでは、家業を廃業する際に生じやすい問題と、事業や資産を整理する際の実務上のポイントを整理します。
家業の廃業・事業整理のポイント― 「続ける」だけでなく「整理する」判断も重要です ―
目次
① 家業を廃業する際のよくあるご相談
家業を廃業する際には、次のような相談が多くあります。
- 後継者がいない
- 子どもに負担を残したくない
- 借入や保証を整理したい
- 不動産や会社資産をどう処分するべきか分からない
- 取引先との関係をどう整理するか悩んでいる
- 相続と事業整理が重なっている
特に、長年続いた事業ほど、
- 家族
- 従業員
- 取引先
- 地域との関係
が複雑に絡むため、「会社を閉じる」だけでは解決しないことがあります。
② 家業を廃業し、事業や資産を売却する方法
1. 相続放棄
被相続人に多額の負債や保証債務がある場合には、相続放棄を検討することがあります。
もっとも、
- 相続財産の内容
- 会社との関係
- 保証債務の範囲
などを十分に確認しないまま判断すると、後から問題が生じることがあります。
また、不動産や株式など一定の資産が存在する場合には、単純に放棄することが合理的とは限りません。
そのため、相続放棄を行うかどうかは、
事業・資産・負債の全体構造を見たうえで判断することが重要です。
2. 事業放棄・資産売却
事業を終了する場合には、
- 会社の清算
- 不動産売却
- 設備処分
- 在庫整理
- 株式の処分
など、多くの問題が関係します。
また、非上場株式や事業用不動産がある場合には、
- 評価
- 税務
- 相続人間の調整
なども問題になります。
単に処分を急ぐのではなく、
どの順序で、どの資産を、どのように整理するかを設計する必要があります。
③ 事業や資産を売却する際の注意点
事業や資産を整理する際には、次の点が問題になりやすくなります。
・保証債務の確認
中小企業では、経営者個人が保証人になっていることがあります。
会社を整理しても、保証債務が残るケースもあるため注意が必要です。
・不動産の処分
事業用不動産は、
- 相続
- 税務
- 売却価格
- 共有問題
などが絡むことがあります。
特に、親族共有になっている場合には、慎重な整理が必要になります。
・非上場株式の整理
同族会社では、株式の承継や処分が問題になることがあります。
少数株主や名義株の問題が後から表面化するケースもあります。
・取引先・従業員対応
事業整理では、法的手続だけでなく、
- 取引先との調整
- 従業員対応
- 契約整理
なども重要になります。
④ 弁護士に相談するメリット
事業整理や廃業では、
- 相続
- 株式
- 不動産
- 契約
- 負債
など、複数の問題が同時に動きます。
そのため、単なる手続対応ではなく、
全体構造を見通しながら整理することが重要になります。
また、親族間や関係者間で感情的対立が生じることも少なくありません。
弁護士が関与することで、法的整理と関係調整を並行して進めることが可能になります。
⑤ 前田尚一法律事務所ができるサポート内容
当事務所では、事業整理・廃業について、
- 相続問題の整理
- 非上場株式への対応
- 不動産処分
- 契約整理
- 取引先対応
- 遺留分や相続人間調整
- 必要に応じた税理士等との連携
など、全体構造を見ながら対応します。
単に「会社を閉じる」だけではなく、
家族・資産・将来への影響を含め、どのように収束させるかを整理することを重視しています。
⑥ 家業の整理・廃業についてお気軽にご相談ください
家業の廃業は、単なる会社整理ではありません。
- 家族
- 財産
- 不動産
- 相続
- 長年の取引関係
など、多くの問題が重なります。
特に、
- 非上場株式
- 事業用不動産
- 保証債務
- 相続問題
が関係する場合には、早い段階から整理しておくことが重要になります。
当事務所では、個別の手続だけではなく、
事業・資産・家族関係を含めた全体構造を見通しながら、将来に向けた整理を行います。
状況によって、取るべき整理方法や収束の方向性は大きく異なります。
早い段階で全体を整理することで、将来の負担や紛争の拡大を防げる場合もあります。
状況整理が必要な場合は、ご談ください
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